CNBCによる「トヨタはEV化の波に乗り遅れたのか?」という動画に対する海外の反応です。
個人的にはEVには賛成でも反対でもなく、まあそういうクルマもあるよな位の認識です。管理人は雪国の田舎の地方都市に住んでおりまして、ここらで生活する上ではクルマが必須なのですが、ファーストカーとしてEVに乗っている人はあまり見たことがありません。
お金持ちな家庭では、奥さんの買い物カーが日産サクラだったり、ランドクルーザーを持っているお父さんの通勤用が日産リーフだったりはしますが、EVと言えばその程度でしょうか。自宅以外に充電できる所が少ないですし、EVはほとんど2WDだから雪積もったら走れないし…
↓↓↓以下、海外の反応↓↓↓
・トヨタは先行者利益をあまり重視していないんだ。ハイブリッドだろうと内燃エンジンだろうと、あらゆるエンジンのタイプにおいて最も信頼性が高く耐久性のあるクルマを作ることに重点を置いている。トヨタがEV市場に全速力で挑むことを決めたとすれば、それはEVがそのセグメントで最も信頼性と耐久性があると確信しているからだ。それがトヨタのDNAであり、顧客の利益にもなる。
・"170か国で年間1,050万代のクルマを販売しているトヨタは、それらの市場の多くはEVへの準備が整っていないと主張している"だって。もしトヨタが完全EV化に踏み切ったとすれば、トヨタはEVの販売が見込めない新興国の多くを見捨てることになってしまうからな。
・EV化の波に乗り遅れるということはない。人々は常に新しいクルマを購入する。トヨタが最終的に作るクルマに顧客が望む機能が備わっていれば、顧客はそれを買うだろう。
↑その通りだ。それはあまりにも多くのマスコミが尋ねた愚問だ。
↑当然だよな。先行者利益だなんて本当にあるのかね。
↑同意できる。新しいEVを買うより、今あるクルマを維持しつつ中古車を買う方が安く済むから、人々は内燃機関車に20年以上乗る。EVが手頃な価格になるまでは、経済的に敏感な人々はEVを買うことはないだろう。
・トヨタは多くの自動車メーカーが売りにしているファンタジーの世界ではなく、現実世界にいるんだ。これだけで自分はトヨタがさらに好きになった。
↑そうそう。これがトヨタがナンバーワンである理由だ。彼らはEVの群衆を追いかけることをしないんだ。トヨタのアナリストは。一般の人々が抱いているのと同じ懸念を感じている。EV化への準備がまだ不十分だと見ているんだ。
・トヨタは日本の会社だからなぁ。彼らの文化は新しいものに対して消極的だ。
↑彼らの文化だって?どの辺がそうなんだ?
↑日本にちょっとでも住んでみれば分かるよ。
・我々は、クリーンな輸送手段という全体像を見きれていないと思う。それは短距離なら徒歩、中距離の場合は自転車と公共交通機関、長距離の場合は鉄道を優先するような、効率的な都市設計によって達成できる。クルマをガソリンから電気に切り替えるのではなく、エネルギーを消費しすぎる社会を変えるんだ。
↑しかし、現代の都市インフラは数十年にわたり自動車中心で設計されている。みんながクルマを使わずに移動できるようインフラを変えていくのは大変な作業だ。だから自家用車の廃止について真剣に議論する人がいないんじゃないかな。
↑はいはいクリーントランスポートね。あらゆるレベルでそれが必要だ、あらゆる旅行は環境に優しいテクノロジーを使うべきってね。でも家族や子供がいる場合、公共交通機関は役に立たない。対応すべき事が多すぎて、計画を立てるのが難しいんだ。
・プラグインハイブリッド車は、全てのEVとは少し異なるマーケットをカバーしていると思うけど、依然として重要なマーケットではある。EVの弱点が気になるけどCO2の排出量も気にしたい人は、この選択肢が必要になるだろう。
↑でも、EVは必ずしもCO2排出量を削減できるとは限らないよ。
・トヨタはEV化に抵抗しているのではなく、他のほとんどの自動車メーカーとは異なり、移行については慎重になっているんだ。
↑Nokiaも同じだった。EVの革新はかなりの速さで進んでいる。トヨタは保守的になりすぎるあまり取り残されているよ。
↑スマホとクルマを比較することはできない。クルマははるかに複雑で寿命が長いんだ。用心深くない企業は、テスラの野心的すぎる自動運転機能に見られるようなトラブルに巻き込まれるだろう。
・多くの人がEVに移行しつつある世界で、豊田章男氏は筋金入りのクルマ好きであり続け、内燃機関に対する燃えるような情熱を持つ我々エンスー達の事を考えてくれている。
・トヨタは、プラグインハイブリッド車ではけっこういい位置にいると思うなぁ。
・トヨタは、標準的なEVよりも大幅に優れた燃料電池に取り組んでいる数少ない企業の一つだ。
・過去のトヨタ車は信頼性が高かったから、もしトヨタがより航続距離の長いEVを発売したらすぐさま買うよ。
・トヨタは、クルマが正確で完璧なだけでなく、信頼性も備えていなければ商品化しないんだ。だからこそ、彼らのEVへの移行は人々のEVに対する需要の伸びほど早くはないんだ。人々はトヨタに早くEVを出して欲しいと思っているけど、トヨタは不確実なものを出したくないと思っているんだ。
・自分はトヨタの意見に同意するよ。自分は家を持っていないからアパートに住んでる。ここにはEV用の充電器は付いていないんだ。だからといって公共の充電器に何時間も並ぶつもりはない。EVは、一部の人には理にかなっているんだろうけどね。
↑アメリカ中西部は、EVに乗るには寒すぎる。ハイブリッドには反対しないが、個人的には内燃機関の方が好きだな。
・トヨタはもっと賢明に戦略を練っているように思えるけどな。それに、リチウムやコバルトの採掘が産業としていかに恐ろしいものであるかについての話が広まるにつれ、大量の電池に対する欲求の一部が衰えていくんじゃないかと思っている。
↑全てのEVのニーズを満たすバッテリーを生産するだけの十分な資源は存在しないし、バッテリーの生産は母なる地球に悪影響を及ぼしている。
・ハイブリッド車がまだ存在しているのは嬉しい事だけど、EVを買う時にトヨタを選択肢に入れることができなかったのは残念だった。
・ここイギリスでは、EVが自分達にとって役立たずな事に気付き、3年のリース期間が終了したらすぐに手放してハイブリッド車や内燃機関車を買う人が現れ始めている。メーカーが謳う航続距離はウソだったし、コンピュータの問題や充電ステーションのせいでEVが故障するという多くの問題があったことが判明した。充電ステーションは増えたとはいえ使えない所もあるし、世界中と同様に電気代も上がっている。EVの充電にかかる費用がガソリン代よりも高くなるなんて絶望的だ。自前の太陽光パネルや風力発電システムを持っているならEVに乗ってもいいんだろうけど。トヨタは現状維持が賢明だ。ハイブリッドはちゃんと機能している。クリーンな合成燃料が出来たら、長距離を運転したい人にとっては現実的な選択肢になるね。
・EVについては3つの疑問がある。
1.誰もが充電できる環境を持っているわけではない。集合住宅に住んでいる人はどうするんだ?
2.夏にみんながエアコンを使うと、冷蔵庫が冷えなくなる程度には送電インフラが貧弱だ。これでみんながEVに移行して、充電するようになっても大丈夫なのか?あと、発電は化石燃料を使っている。
3.発火しそう。
↑自分はニューヨークに住んでいるが、EVは役に立たない。
↑EVは発火するんじゃなく、燃え上がるんだ。
・問題は、政府やシエラクラブ、その他の環境保護団体が、現時点ではサポートしきれない技術を我々の口に押し込んでいるという事だ。全てのクルマがEVになった世界を見てみたいとは思うけど、それに対応できるサポートの仕組みがある場合に限る。トヨタはEVについては慎重にアプローチしているんだと信じているよ。個人的には水素が将来のエネルギー源になることを期待しているし、そうなると信じている。先導しているトヨタを称賛するよ。
・トヨタはEVの研究はしていると思うよ。品質に自信が持てるようになったら、手頃な価格帯で素晴らしいEVを発売するだろう。